アンラッキーじゃミスターケンタッキー

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2010年代ギリギリに滑り込んできた傑作!「十三機兵防衛圏」レビュー

2月ごろバタバタしてたらそのまんま忘れ気味だった…

 

それはさておき

すげぇゲームに出会っちまった…
これは個人的に何年に1度の心を鷲掴みにするゲームではと思っている
PS4ソフト  「十三機兵防衛圏」のレビューになります。
正直他の方々がもう絶賛されているので書くことはないのですが一応自分なりに。

 

 

評価(最高10最低0 5はその時代、機種の普通くらい)

ストーリー 10

システム 5

グラフィック 9

BGM 7

周回性    5

総合 7.2

プレイ時間  約40時間

総合は平均すれば確かに7.2ですがストーリーのおかげで満足度は相当のハイレベルです。

良かった点

よく練られたストーリー

13人の主人公の視点から描かれるストーリーがとにかく凄い。
みんながみんな何かどこかでつながっていて、 話を進めるごとに 点が線になりそれが終わりに向け収束していくこの流れ。
唸る。よくこんなん書けたなぁと。
シナリオ書いた人はかなり苦労されたとインタビューに書いてありましたが読み進めていけばそれも納得。
好きな具材全部入れて上手く調理した結果がこれなんだろうなぁと思います。

 

散りばめられた1985年の文化

VHS(レンタルビデオ屋)、野球中継延長、アイドル、レコード、土曜日学校、UFO特番、ブルマ(あれは子供ながらに女子可哀想と思ってた)、ベゼルの太いテレビ。今全然なくなったぁとついぼやきたくなるワードや文化が出てきてやはり懐かしくなってしまいます。
知らない単語が出てきたときは「そんなん使ってたの…?」となること請け合いです。
こういったものが脇を固める(一部は話に絡む)ことによって舞台の「1985年」を作りだしているのも魅力の1つです。

 

ノスタルジックな雰囲気を描き出したグラフィック

2Dグラフィックの雄、ヴァニラウェアの開発なので当然と言ってもいいほど良いグラなのですがこれが見事に少し古めかしさを醸し出す町並みを作り出しています。
私はまだ生まれてないですがこんなんだったなぁ車とかビルって、と感じさせるオブジェクトや何より夕焼けがかった街並みの空気。
いい方向にこだわりを感じさせてくれます。
 
 
ストーリーパートとバトルバートを完全に分割
よく分けたなぁ、と
バトルを進めないとストーリーの先を読み進められないと、いったロックはありますが先が気になるのに
バトルでシナリオをほぼ遮られない作りは非常に良かったと思います。
最初はスパロボのように会話→戦闘→会話だったようですが社内で不評だったため変えたそうな。
私はストーリーを読み進めて、ロックで進められなくなったらバトルといった方針でやっていました。
バトルでの会話はストーリーの一部補完程度に収めてあっさり気味なのもつくりの上手いところ。

 

惜しかった点

・一部兵装が強すぎる
バトルパートで使えるファンネルが強すぎます。
とりあえず出しとけ的な強さです。出してても苦戦する場所はありますが数を制限したくらいが本当の難易度なのでは。
これにより一部機兵が仕事を奪われてしまうので近距離、万能、遠距離、支援とバランスよく出撃させてどう動かしていくかといった醍醐味が薄れてしまうのがネックです。

 

 

・2周目のストーリー進行のロックがないこと

良い点で書いた「バトルを進めないとストーリーの先を読み進められない」

ですが、これが非常に絶妙なところで止めてくれていたので

2周目は

1人の主人公一気に読み進める→序盤の内容少し忘れて他のキャラ読み進める

といった流れが起き得ます。

それがちょっとなぁ、です。

ですが、バトルパートをイージーで2週目すればいいだけではあります。

まとめ

悪い点については武装は使いすぎなければいい、2周目はじゃあイージーで、で終わるのでほぼ欠点てないんじゃないの?
というくらいの傑作。シナリオ面ではここ何年かはこれ超えるの出ないのではと思うくらいです。
ヴァニラウェアやってくれました…
最初売れてなくて困っていたようですがじわじわ売れて20/4/24くらいで13万突破したとのこと。
 

以上、

十三機兵防衛圏

レビューでした。